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2010年06月09日

もう、不満は言わない

もう、不満は言わない


もう、不満は言わない」ウィル・ボウエン


著者はカンザスシティの教会で紫のブレスレットを配り、

左手にしてもらって、

不満を口にしたら、ブレスレットを反対の手に移動する。

21日間、不満を言わなかったら、

ブレスレットをはずすということを始めた。

これが、全米で注目されて、ムーブメントになっているという。

21日というのは、ひな鳥が孵化するのが21日ということで、

人間に新しい習慣が身につけるための期間ということ。

もし、途中で不満を口にしたら、1日目からやり直し。

著者も21日目まで不満を言わなくて、

その日が終われば合格と言う時に、うっかり言ってしまったそうだ。

何度も失敗しながら、やり続けると、早くて4カ月、

平均で8カ月でブレスレットをはずすことができると言っている。

そして、不満を言わなくなったその人はまったく新しい人生になっているという。

状況が悪いから不満があるのではなく、不満を口にするから、

状況が悪くなるということで、引き寄せの法則なんですね。


そういう自分も、かつて貯金箱に「悪い言葉をいっさい口にしない」

聖書のエペソ書の言葉を貼り付けて、否定的な言葉を口にしたら、

100円貯金するようにした、

すると、毎日、チャリン、チャリンと貯まる、貯まる。

お金がいくらあっても足りないので、けっきょくやめた。

それぐらい、ボクの口から出る言葉がネガティブだということ。

家族でけっこうぶつかることが多いのは、

夫、妻、子供の中で、命令系、否定系の言葉が多いからだと思う。

もし、会社の上司や、恩師に当たる人に接する言葉と同じぐらい

家族に気を使って話せば、関係は良好なはずだ。

一番、大切な家族なのに、一番、コミュニケーションで傷つけている。

不平不満を定義すると

「悲しみや苦痛や満たされない思いを表現すること」

と書いてあって、心理学の世界では、

言った方が精神的に健康になると言う専門家も多いそうだ。

しかし、著者は逆の立場だと言っていい。

自分もよく、多くの人の悩みを聞く機会がある。

誰にも心を開けない人とか、なかなか人が信用できない人が、

はじめて、自分の本音を言う時なんかはとても貴重だと思う。

しかし、ある人たちはそれが習慣化していて、

不平不満を聞いてもらうのが、当然のごとくなって、

悪い環境をひたすら、言い続け、九官鳥のように繰り返すケースがある。

それはあたかも、イスラエルの民がつぶやいて、

40年荒野をぐるぐる回って、人生を終えてしまうようである。

その人は、不満を人に話したからと言って、変わらないのです。

不満を言う理由は主に2つあって、

1つは、話すことで人の同情を誘うこと。

人に同情されて、満たされない思いを満たそうとする。

しかし、それはまったくの不毛なのです。

もう1つは、不満を言う事で、本来、向かい合わないといけない

問題に対して、対峙しなくてもいい、いいわけを作りたいから。

だから、本当に人生を変えたい場合、

不満を口にしないことを実践する。





全世界で600万人がブレスレットをはめて、実践している。

不満を口にしないムーブメントの新しい続編の本が出た。

今回はその実践編でブレスレット付き。

ちょっと、本気で実践したくなりました。


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Posted by パスター・レイ at 17:58│Comments(0)本の紹介
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