2009年09月10日
韓国映画《うつせみ》

韓国映画「うつせみ」
先週、見た「ブレス」をツタヤに返しに行ったら、
キム・ギドク監督の「うつせみ」があった。
けっこう、評価が高いようなので、ギドク作品をまた借りた。
まあ、結論から言えば、ブレス同様、よくわからない映画だ。
留守の家に忍び込んで、生活する。
そのような転々とする青年が、
ある家に勝手に上がりこんで、くつろいでいると、
実は、女性がその家にいた。
夫に監禁のような状態にされている妻であった。
お互いに不思議に惹きつけられて、
一緒に行動をともにして、留守家転々生活を続ける。
ブレスもそうだが、主人公の男性が映画の中で、
一言もセリフを言わないんです。
表情と目力だけで、演技するという、たいへんな役柄です。
以前、評論家の書いたものを読んだところによると、
韓国映画の純愛ものは、岩井俊二の「ラブレター」の影響を受けているそうだ。
冬のソナタは確かに映像が似ている。
しかし、暴力シーンとか、性描写とか、韓国独特というか、
リアルで、あまり映像の美学とか考えていないかのような
露骨な表現で、なんか見てて、ちょっと引いてしまうことが多いですね。
ギドク監督はオダギリジョー主演の「悲夢」がありますので、
そろそろ新作落ちになって、安くなったら、見てみたいと思います。
今までのギドン作品同様、
オダギリジョーのセリフもないのでしょうか。楽しみです。
Posted by パスター・レイ at 17:49│Comments(0)
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