2010年08月20日
告白

だいぶ前に見た『告白』という映画なのですが、
これ、けっこうよく出来た映画で、お勧めしたいのです。
もう、終わっているようですが、いずれレンタルでも。
内容と映像は過激なのが多くて、複雑ではあるのですが、
深い内容だと思います。
一応、ネタばれになりますので。これから先
松たか子演じる中学の教師が、担当のクラスの少年に殺害される。
殺害者は二人いるのですが、主犯格の少年は頭が良く、
ロボット製作に打ち込んで、見事コンテストで優勝する。
翌日の新聞に優勝の記事が載るのですが、
それはある事件によって、色あせてしまい、扱いが小さくなっています。
それは、毒を盛って家族を殺害する中学生の事件によってです。
優秀なロボットを作る中学生よりも、人殺しの中学生を大きく扱う世間に
腹を立てるというか、自分に注目してくれない怒りで、
彼は完全犯罪を計画する。
そして、共犯に一人を誘うわけだが、
その少年は、担任の松たか子に恨みがある少年。
理由は、彼がゲームセンターで問題を起こした時に、
学校に連絡が行って、教師が呼び出されるわけだが、
やって来たのが担任ではなく、
別の先生であった(それには行けいない事情があった)。
自分のためにかけつけてくれない先生なんか赦せない。
人の事情とか、その背景を考えようとせず、
すべて、自分からしかものを考えられない自己中というか、
そういう少年たちなんですね。
そして、彼らのわがままによって、大人の松たか子は娘を殺害される。
絶望の淵に落とされた松は静かに復讐を開始するわけです。
完全犯罪だと自画自賛していた主犯の少年だが、
松はその上の上を行って、知能で優っていた。
子供の小細工をあざ笑うかのように、残酷な復讐を完成させる。
人間の悲劇の連鎖という哀しい結末なのですが、
残酷な最後でありながらも、何か心のどこかに「スカッ」とする
心地よさがあるのが正直な気持ちです。
なぜかというと、子供たちの全能感に対する、
強烈なしっぺ返しと言ったらいいか。
確かに、子供たちもみな被害者で同情するような境遇である。
しかし、その傷ついた心は何をしてもいいというような論理になって、
自分を傷つける大人に、自分を認めない世間に復讐をしてみせる。
彼らの中では、それが当然になっているのです。
しかし、そんなことをやれば、必ず自分に返って来るという、
当然の因果応報というか、それを松はやってのけた。
「大人をなめんなよ」みたいな
そんな感じの映画でしたね。
まあ、このような映画はリアルではありえないのですが、
ボクらの人生にも傷つくこと、不条理に出くわすことは必ずある。
だからと言って、それを恨みに代えたり、復讐に向かうのではなく、
それさえもバネにして、よい人生の実を刈り取りをしていく、
そういう人生を歩みたいと思いました。
殺害者は二人いるのですが、主犯格の少年は頭が良く、
ロボット製作に打ち込んで、見事コンテストで優勝する。
翌日の新聞に優勝の記事が載るのですが、
それはある事件によって、色あせてしまい、扱いが小さくなっています。
それは、毒を盛って家族を殺害する中学生の事件によってです。
優秀なロボットを作る中学生よりも、人殺しの中学生を大きく扱う世間に
腹を立てるというか、自分に注目してくれない怒りで、
彼は完全犯罪を計画する。
そして、共犯に一人を誘うわけだが、
その少年は、担任の松たか子に恨みがある少年。
理由は、彼がゲームセンターで問題を起こした時に、
学校に連絡が行って、教師が呼び出されるわけだが、
やって来たのが担任ではなく、
別の先生であった(それには行けいない事情があった)。
自分のためにかけつけてくれない先生なんか赦せない。
人の事情とか、その背景を考えようとせず、
すべて、自分からしかものを考えられない自己中というか、
そういう少年たちなんですね。
そして、彼らのわがままによって、大人の松たか子は娘を殺害される。
絶望の淵に落とされた松は静かに復讐を開始するわけです。
完全犯罪だと自画自賛していた主犯の少年だが、
松はその上の上を行って、知能で優っていた。
子供の小細工をあざ笑うかのように、残酷な復讐を完成させる。
人間の悲劇の連鎖という哀しい結末なのですが、
残酷な最後でありながらも、何か心のどこかに「スカッ」とする
心地よさがあるのが正直な気持ちです。
なぜかというと、子供たちの全能感に対する、
強烈なしっぺ返しと言ったらいいか。
確かに、子供たちもみな被害者で同情するような境遇である。
しかし、その傷ついた心は何をしてもいいというような論理になって、
自分を傷つける大人に、自分を認めない世間に復讐をしてみせる。
彼らの中では、それが当然になっているのです。
しかし、そんなことをやれば、必ず自分に返って来るという、
当然の因果応報というか、それを松はやってのけた。
「大人をなめんなよ」みたいな
そんな感じの映画でしたね。
まあ、このような映画はリアルではありえないのですが、
ボクらの人生にも傷つくこと、不条理に出くわすことは必ずある。
だからと言って、それを恨みに代えたり、復讐に向かうのではなく、
それさえもバネにして、よい人生の実を刈り取りをしていく、
そういう人生を歩みたいと思いました。
Posted by パスター・レイ at 09:57│Comments(0)
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