2009年08月18日
映画 レスラー

『レスラー』ミッキーローク主演
20年前は全米テレビ中継されて大人気だったレスラーが、
中年となって、落ちぶれて地方巡業をするところから映画は始まる。
長年、体を酷使したため、体もガタがきていて、
一度は引退するが、娘や恋人ともうまくいがず、
孤独に追いやられ、自らの居場所はリングしかないと、
ふたたび、レスラーへ戻っていく。
そんな感じの内容なんですが、
ミッキーロークが迫真の演技でじつに見ごたえのある映画です。
映画の中で、バーで80年代のヘヴィメタを聴いて、
ノリノリになって踊るミッキーが
「80年代の音楽が最高だ。90年代は最悪だ」
というセリフがある。
これは、ミッキー自身の人生を言っているみたいだった。
ミッキーロークも80年代はナインハーフとか、エンゼルハートで
セクシー俳優として、輝いていた。
20歳頃付き合っていた彼女がミッキーの大ファンだったなあ。
しかし、90年代に入って、離婚、プライベートでのトラブルなど重なり、
映画にもほとんど出なくなった。
じっさい、映画を見始めたら、かつてのミッキーではない、
だいぶ劣化していたし、体も相当でかくなっていた。
ふたたび、この映画でミッキーロークは復活したようだ。
この映画はミッキーロークの人生と重なって、
とても深みのある演技で、お勧めですね。
ただし、かなり映像はバイオレンスなシーンがあって、
心臓弱い人は気をつけた方がいいですよ。
Posted by パスター・レイ at 21:32│Comments(0)
│映画/テレビ