2009年01月14日
映画《ワールド・オブ・ライズ》

『ワールド・オブ・ライズ』
ディカプリオが、ヨルダンでテロリストを摘発するCIAのエージェント役。
ディカプリオは毎回、渋味がまして、かっこいいっす。
上司役のラッセル・クロウもしたたかなおっさん役がはまっていた。
ディカプリオたちCIAは最新の技術と兵器を使って
テロリストを追跡するが、ヨルダン局のハニという人物は原始的な
人海戦術でテロリストを捜索する方法で勝負する。
勝敗は見てのお楽しみなのだが。。。
しかし、諜報組織とは言え、お互いに手の内は見せない
嘘のつき合いで、狐とタヌキのばかし合いは
日頃、正直でありたいと願うボクにとって、
入ることの出来ないプロフェッショナルな仕事の世界でした。
この映画に出てくるアメリカの最新諜報システムを見ると、
ぞっとさせられる。
無人偵察機でヨルダンの街中にいるディカプリオを見張り、
スクリーンを見ながらアメリカにいる上司が指示を出す。
数秒後には、その指示を受けた周囲の者が動く。
世界の誰でも監視されていると言っていい。
ボクはアマゾンで本をよく買うんだけど、
買った本のデータをアマゾンは蓄積していて、
ボクの興味をひく本を次々に紹介してくれる。
それは的を得ている。
つまり、アマゾンはボクの思想や哲学を把握しているということになる。
独裁者が台頭した時、
この情報を握れば、反乱分子が起こる前に手を打つことができる。
ジョージ・オーウェルの小説「1984年」の支配が現実味を帯びてきた。
Posted by パスター・レイ at 10:43│Comments(0)
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