じゃあがる通信

「その日、その預言者たちはみな、
預言するときに見るその幻で恥を見よう。・・」ゼカリヤ１３：４。

詐欺師には２つの種類がいます。

１つは自分が語っていることが嘘だとわかっていて、語る人。

２つは、自分でもそれを嘘だと気づかず、

嘘なのに真実だと信じ込んで語る人です。

つまり、自分さえも騙している人です。

そういう詐欺師は多くの人を惑わすことができます。

嘘だとわかって嘘をつく人は、確信がないので、うしろめたさや

動揺が人に伝わるからです。

自分さえも騙している人は、自分の語っていることを真実だと思っているので、

確信をもって嘘を堂々と語ります。

そして、多くの人はそれを信じます。

私たちの住んでいる現実の世界は一人一人がかけている色眼鏡で

個人によってまったく変わって見えています。

映画マトリックスでバーチャルな世界が主人公にとってリアリティがあるように、

その人の世界観によって映し出されるものがその人にとって、リアリティです。

偽預言者は嘘をついているのではなく、嘘を真実と信じて語っているので、

彼が見たい幻が見えるようになっているのです。

そして、その人にとってのリアリティは、

自分が見たいもの、望むものが映し出されています。

その人が避けたいもの、見たくないものは、目の前にあっても見えなくなります。

神に従わないで、自分の欲を満足したい人は、

みことばを聞いても、自分の都合の良い解釈をします。

自分が聞きたいように解釈するのです。

そして、その嘘が真実だと思い込むようになります。

自分で自分を騙すような人になるのです。

偽預言者の言葉を信じる人、

それはそれを聞く人がその言葉を望んでいるからです。

嘘を信じた人は、その受け入れた世界の住人になります。

そして、そのバーチャルな世界はいつか崩壊して、

神の真実を偽った代償を支払わされます。

聖霊が私たちを支配すると、みことばの真実だけが私たちのリアリティになります。

偽預言者の語ることが、嘘だとわかるようになります。

たとえ、目の前にある世界がマイナスに見えても、

神の支配する良い世界を見る事ができます。

今、あなたが見ていること、感じていることは、

あなたの心がプロジェクターのように投射した世界なのです。