じゃあがる通信

「あなたがたの先祖たちのようであってはならない。
先の預言者たちが彼らに叫んで、「万軍の主はこう仰せられる。
あなたがたの悪の道から立ち返り、あなたがたの悪いわざを悔い改めよ。」
と言ったのに、彼らはわたしに聞き従わず、
わたしに耳を傾けもしなかった。」ゼカリヤ１：４。

育児書の古典に「かにの本」と言うのがあります。

悪い子に育てる子育ての仕方を反面教師的に書いた本です。

そこには、悪い標本となる事例がたくさんあります。

旧約聖書もどちらかというと反面教師的な書物だと言えます。

人間がどう生きれば惨めな人生になるか？

イスラエルの先祖たちの歩みを通して教えてくれます。

ゼカリヤの時代はバビロン捕囚からエルサレムに帰って来て、

神殿を再建する事業に当たっていた頃でした。

しかし、神殿再建にはいろいろ妨害も多く、困難を極めていました。

それで神の働きが嫌になった人々は、仕事を放り出して、

自分の家を建てたり、仕事を拡張したり、自分のことに精を出しました。

そして、神殿建設を止めて、２０年が経とうとしていたのです。

自分の果たすべき使命を捨てたイスラエル人に、先祖のように歩むな、との警告です。

私たちも旧約聖書の神に従わなかった人々を反面教師にして、神に従って歩みましょう。

それが幸いな道です。