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2011年10月18日

今日のバイボー(47)

「しかし、罪はこの戒めによって機会を捕え、
私のうちにあらゆるむさぼりを引き起こしました。」ローマ7:8.



私たちは鏡がなければ自分の姿を把握できません。

心の中も律法という鏡がなければ、

自分がどれだけ罪深いかを知ることはできないのです。

小説「塩狩峠」の主人公、長野青年は品行方正な国鉄職員でした。

彼はある日、街角で路傍伝道している牧師が

子供たちから石を投げつけられているのに気付き、子供を追っ払いました。

長野青年は牧師の前で子供たちの行為を非難して責めます。

そして、自分もクリスチャンになりたいのだと言います。

しかし、牧師は言います。

「キリストを十字架につけた一人に自分もいた」

という自覚がなければクリスチャンにはなれない。長

野青年は憤慨しました。

ある日、「あなたの敵を愛せよ」という言葉に目が止まり、

彼は自分が本当の神の命令を守れる人間なのか実践することにしました。

会社の同僚で問題行動の多い男がいました。

長野青年は彼とルームメイトになって、彼に優しくします。

しかし、その同僚は長野青年の偽善を見抜き敵意を向けます。

自分が愛しても一向に改めない同僚に対して

長野青年は自分の心の殺意に近い憎悪が宿っていることに気づきます。

そして、彼は自分が同僚と変わらない一人の罪人であることを認め、

はじめて十字架を仰ぎます。律法という写し鏡を通して、己を知ります。

自分の罪深さを知る人には十字架が用意されています。


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Posted by パスター・レイ at 07:15│Comments(0)バイブル
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