石垣永将の殉教

パスター・レイ

2011年01月08日 06:50




『石垣永将の殉教―琉球最初のキリシタン 』青山玄


石垣島の有力者、石垣永将は島に流れてきた

ドミニコ修道会のルエダ神父によって、信仰をもった。

琉球支配をもくろむ薩摩藩の命令によって、島流しの後、処刑される。

沖縄関係の書籍一般では、石垣永将はキリシタンの懐疑ということで、

信仰をもったかどうかはわからない、としているが、

神学者である青山玄氏は、フィリピンのドミニコ会の資料も取り寄せて、

綿密な研究によって、石垣永将の殉教を証言している。

富、地位、教養があり、暖かい家族もいる石垣永将が、

すべてを犠牲にして、殉教を選んだこと。

この世界の道理では帳尻が合わないのですね。

ここに、信仰の神秘があります。




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