親子の絆のための16ストーリー
7つの習慣シリーズの新刊
「7つの習慣」実践ストーリー4 家族を支える16のストーリー」
親子の絆を深める16の短い実話が入っている。
寝る前に1日、1話をじっくり読みたいと思う。
知り合いのカウンセラーが、
「日本人の親はサラブレットを育てているようだ。」
そう言っていた。
これは褒めているのじゃないよ。
サラブレットは速くなるために存在する馬。
早くなるためには、最高の環境で、最高のものを与え、
手筈をととのえる。
確かに、子供のために身の回りの世話はしっかりやる
食事や衣類を与え、塾の送迎、世間から浮かないように
いろいろ買い与える。
確かに出来のいい子はそこからできあがるかもしれない。
しかし、ほめたり、励ましたり、
愛情をスキンシップや言葉で伝える。
目を見てその子に関心のすべてを払う。
そういうことは、上手じゃない。
スーパーに行っても、怒鳴って怒ったり、
子供に否定的な言葉を浴びせかけるお母さん。
その子が委縮して、自信を失い、
その子の人生に多大なマイナスの影響を与えることを知っているだろうか?
そういう自分も、たまに小言をばかり言って、ハッとさせられる。
問題がわかっているんだが、
照れと言うか、愛情を具体的に伝えようと思うと、
心がかたまる感じ。
そう、自分もそのような家庭に育ってない。
西洋人なんかの、愛情表現を見ると、
あこがれて、自分もこんな感じで触れ合いたいと
思うんだが、うまくできない。
しかし、不可能だと関係をあきらめるわけにはいかない。
この本にもあるように、小さな努力の積み重ねだな。
小さい愛情をあらわすことから。
サラブレットではなく、
調教でもなく、
感情と心にぬくもりのある人間を育てたい。
そういうことにヒントを与えてくれそうな本です。
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