心の場所2
心が知・情・意の部分を言うなら、
それは脳の機能になる。
大脳辺縁系の中にある、蓄積された記憶と感情とか
それが心になる。心の傷とかは、脳に関連する。
そう教えられました。
だから、人間が死んだら、
肉体も機能しなくなり、脳も当然死ぬ。
その時、心も終わりになる。
しかし、バイブルは人間はそれだけではないと教える。
心(知・情・意)の、もっと深い部分。
そこに「人の霊」がある。
体が心の影響を強く受けるように、
心も霊の強い影響を受ける。
霊→心→体になる。
WHO(国連世界保健機構)が
1998年に「健康」の定義の改変が成されました。
従来は「健康とは肉体的・精神的・社会的に満足できる状態」
としていましたが、改変後は、
「健康とは身体的、精神的、
霊的(魂)が、
社会的にもダイナミックに調和のとれた状態にあること」
となりました。
霊的(スピリチャル)という言葉が新たに追加されました。
体が食物を必要とするように、
心が人間の愛、理解を求めるように、
霊も、霊の糧を求める。
その霊の部分を扱うのが、従来の宗教なんですが、
オウム依頼、宗教は怖いと、
言われていたのに、
しばらくすると、テレビではスピリチャルブームで
よくわからない霊能者が人気になったり、
雑誌にも占いとか、霊に関するものが氾濫している。
また、どんな歴史上の国、部族も
みんな宗教心があって、教えてもいないのに、
遺跡の中には礼拝所がある。
やめろと言っても、人間は本能的に
霊的なものを求める。
パスカル「人の心には本当の神にしか満たせない空洞がある」
アウグスチヌス「神は人間を神に向けて造ったので、
だから私達は神の内に憩うまでは安らぎを得ないのだ」
ボクらは、人間関係のトラウマなんかで、傷ついているが、
本当は、もっと深くで、
霊が激しく渇いて、
霊の故郷に回帰することを望んでいる。
じゃあ、どこに回帰するのか?
また、次回に。
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