選択があるということ

パスター・レイ

2006年10月17日 23:19




石垣島に行って、台風を過ごした友人が
台風後に撮った写真を送ってくれました。
トタン屋根がはがれ落ちています。
すごい、強い台風だったみたいです。









昨日の続きを、今日は書いてみます。



コメントの中で、アメリカなんかでは、レストランでの食事が選択の幅が広い。

ということを言っている方がいました。

これは、ボクもそう感じました。

バイキングならともかく、ホテルなどでの朝食で、西洋では、卵はスクランブルにするか、目玉焼きに

するか、ジュースならオレンジとかアップルとか、ベーコンもどう焼くんだ。サラダのドレッシングはどう

なんだ。。。。 えっえい。いちいち尋ねるな。適当に持ってこい!


って最後はなりません?

日本の旅館なんて、いちいち選択はない。

ネギと納豆があり、冷奴、生卵、のり、おしんこ、焼鮭、ごはん、みそしる。

だいたいこんな感じ。1つぐらい、にがてがあっても、だいたい、日本人の好みを網羅している。

1つ1つ、選択するより、大体、日本人平均を網羅したメニューを出された方が、安心する。



カルフォルニアのある大学で、日本企業の研修があったそうだ。

その時の、不思議な経験として、日本人を教えたアメリカ人の教授が言っている。

講義中に、教授が暑くなったので、スーツの上着を脱いだら、講義を受けている日本人も、次々に脱

ぎ出した。のどが渇いたので、飲み物を飲んだら、日本人も、それぞれ取り出して、飲みだした。

昼休みに、みんなで、レストランに行って、教授がメニューから選んだら、日本人もみんな、

同じものを注文した。

治める支配者側からしたら、このような忠実な人たちは、治めやすいだろう。

日本人は、誰か強い人に自分の身を委ねて、思考停止になることを望んでいるのかも。

だって、楽だもん。人と合わせて、上が決めたことを、行い、責任もとらないですむ。


バイブルで、イスラエルの民がエジプトで奴隷に400年なっていた。

それを、モーセが助けてあげた。しかし、自由の道は険しかった。

荒野をさ迷った。

すると、イスラエルの元奴隷たちは言った。「エジプトには肉もあった。ああ。帰りたい」

奴隷はつらかったけど、それなりに快適だった。何も考えずにすんだし、上が命じることをやれば、

生活には困らなかった。しかし、自由になると、自分でどうするか選ばないといけない。

選択を間違ったら、自分で責任負わされる。これしんどい。



ボクたちは奴隷と自由の岐路に立つ。

チャレンジのない、退屈だけど、波風も立たない平和、挫折もない、人に面倒見てもらえる奴隷。

責任がともなうし、失敗や挫折というリスクがあり、人とぶつかる、葛藤がある。しかし、誰にも支配され

ない自由。


あなたならどっち。(料理番組みたい)






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