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2013年07月03日

今日のバイボー(248)

「人が彼に近づいて、あいさつしようとすると、彼は手を差し伸べて、
その人を抱き、口づけをした。
アブシャロムは、さばきのために王のところに来るすべてのイスラエル人にこのようにした。こうしてアブシャロムはイスラエル人の心を盗んだ。」
Ⅱサムエル15章5、6節。


父ダビデに対して苦い根を持っているアブシャロムは、

全国から問題を上訴しにやって来た民に近寄って、

「ダビデは忙しいからあなたの話を聞くことはできない。

私が王ならできたのに」と彼らに同情しました。

アブシャロムにとって不満を抱く民と自分は重なって見えました。

ダビデはアブシャロムを2年も相手にしないで無視し続けていました。

ですから、民に対する同情は自分に対する哀れなのです。

こうやって自分と同じように問題や不満を持つ者をアブシャロムは引き寄せ

て、大きな勢力を作り、ダビデに対抗して、王宮から追い出してしまいます。

自分のやっている行為がどんなに正しく見えて、相手に問題があるとしても、

アブシャロムのように憎しみと怒りという苦い根によって動かされる行為は

良い実を結ぶことはできません。

それはアブシャロム自身と彼について行った人の最後を見ればわかります。

いつでも自分を突き動かす心の衝動は何なのか吟味しないといけません。

アブシャロムは人々の心を盗みましたが、神様を騙すことはできないのです。



Posted by パスター・レイ at 07:13│Comments(0)
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