じゃあがる通信

毎朝、メールで有志に送っているバイブルメッセージをアップします。




「食事のとき、めいめい我先にと自分の食事を済ませるので、
空腹な者もおれば、酔っている者もいるというしまつです。」Ⅰコリント11:21

コリント教会には主に２つのグループが存在しました。

自由人と言われる、ローマ市民権をもった、比較的裕福な者たち、

そして、奴隷で何も持たない者たちです。

ここでパウロが非難しているのは、

奴隷の兄弟たちが遅くまで働いて、お腹を空かしてやって来るのに、

先に集まっていた裕福な人たちは彼らを待つことをしないで、先に飲んで食べて、

奴隷の兄弟たちが来る頃には食べる物が何も残っていなかったのです。

それで裕福な者はお腹一杯で、酔っ払って、集会に参加し、

奴隷の兄弟たちは空腹に耐えて、惨めな気持ちで参加していました。

「こんな集まりは意味ないじゃ～ん」とパウロは怒っているのです。

シンガポールのコン・ヒー牧師は、

「キリストの弟子の資質を持った人は、教会の食事の時に見分けることができる」

と言いました。弟子の資質を持たない人は、われ先にと食事をします。

自分と仲の良い人と一緒に楽しい会話をします。

しかし、弟子の資質を持つ人は、みんなに食事が行き届いたかを確認します。

そして、食事の時、仲間に加わっていない孤独な者、新来者の下へ行って、

その人を歓迎し、その人の話を聞いて上げます。

食事は親密さが増す大切な時間です。そこで愛が欠落したら、大きな悲しみを招くのです。