高慢なエドム人
「あなたの心の高慢は自分自身を欺いた。
あなたは岩の裂け目に住み、高い所を住まいとし、
「だれが私を地に引きずり降ろせようか。」
と心のうちに言っている。」オバデヤ3節。
エドム人を一言で言うと「高慢」です。
その高慢の特徴を「岩の裂け目に住み、高い所を住まいとし」とあります。
岩の裂け目に隠れて住んでいると言うことは、隠れて、怯えている姿です。
しかし、「高い所を住まい」としているのです。
エドム人はイスラエルに支配されている時は、大人しい弱い民族でした。
しかし、一旦、イスラエルが弱くなると、反旗を翻し、イスラエルを貶めます。
エレベーターのように優越感と劣等感を上下している民族です。
「自分はだめだ」といじけて、落ち込む人は、本当は高慢な人なのです。
自分を常に高い所に置いるからそうなるのです。
自分がだめだと本当に認めているなら、葛藤などありません。
白旗を上げているので、自分に対するこだわりを捨てていますから、
心は解放されているのです。
本当は自分を高く上げたい、優れた者と認めさせたい、
そのような強い自我が思い通りにならないので、
劣等感、卑屈を生み出します。
自分はだめだと思うなら、もう自分に対する望みを捨てるべきです。
そして、落ち込むのをやめて、神に信頼するのです。
そこから高慢が取り除かれます。
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