今日のバイボー(253)
「主はこう仰せられる。わたしが、わたしの民イスラエルに継がせた相続地を
侵す悪い隣国の民について。見よ、わたしは彼らをその土地から引き抜き、
ユダの家も彼らの中から引き抜く。」エレミヤ12章14節。
神様に背き続けたイスラエルに対して、
ずっと神様は悲しまれ、
もう彼らを面倒見ないし、私の民ではないと
見捨てたかのように厳しく言い放ちました。
しかし、ここでまた、優しい言葉をかけ、敵国から彼らを守ると約束されました。
ふたたび彼らを「わたしの民」と呼んでいます。
ある牧師と一緒に働きをしていた青年がいましたが、
彼には問題が多く、何度も約束を破ったり、問題行動が重なったために、
牧師は怒って、「もう。君とは一緒にできないよ。ごめんだ。」と突き放しました。
その言葉を聞いた青年はひどく落ち込み、離れて行きました。
しばらくしてその牧師はその青年と会って言いました。
「君はぼくの怒った言葉を聞いて、簡単に引き下がるんだね。」
と涙を浮かべていました。
牧師は青年のいい加減さに怒っていましたが、
だからと言って、見捨てたわけでもなく、
関係をあきらめたのでもなかったのです。
預言書にはイスラエルに対する神様の怒りと嘆きの声が多くあります。
もう見放したかのような言葉もありますが、それが真意ではないのです。
その言葉の背後にある痛みと悲しみを知らないといけないのです。
ご自身に立ち返ってほしいのです。
悔い改めて、関係をやり直して欲しいのです。
厳しく扱われたからと言って、簡単に離れる人は
神様の心を理解していないのです。
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