今日のバイボー(243)

パスター・レイ

2013年05月16日 07:02

「それで、イスラエルはミデヤン人のために非常に弱くなっていった。
すると、イスラエル人は主に叫び求めた。」士師記6章6節。


士師記を読むと、一つのサイクルがあります。

まず神様の祝福があって、イスラエルは繁栄する。

それで、心が神様から離れて、悪を行う。

その時、敵が責めて来て苦しめられます。

すると、神様に助けを求めます。

その叫びを聞いた神様はイスラエルを救い出します。

士師記ではこのパターンをずっと繰り返します。


絵本に「大きな木」と言う村上春樹さんが翻訳した物語があります。

一人の男の子と大きな一本の木があって、

男の子は木の下でいつも遊んでいます。

男の子が成長して行く中、彼に悩みがあると、

木は自分の枝を切って、それをお金に替えて問題を解決するように勧めます。

そのように男の子が困るたびに枝を切り取って与えます。

木はそのように身を削っていきます。

ただ、一方的に与えるだけです。

それでも男の子を助けることができて満足します。

長い年月が過ぎて、あの大きな木は最後は切り株だけになっています。

そこに年老いた男の子が戻って来て、腰掛けます。

木と男の子はそれからはずっと一緒にいました。


ずっとあなたを支え、あなたに与え、

ずっと助け続けるお方がいることを忘れないで。

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