今日のバイボー(243)
「それで、イスラエルはミデヤン人のために非常に弱くなっていった。
すると、イスラエル人は主に叫び求めた。」士師記6章6節。
士師記を読むと、一つのサイクルがあります。
まず神様の祝福があって、イスラエルは繁栄する。
それで、心が神様から離れて、悪を行う。
その時、敵が責めて来て苦しめられます。
すると、神様に助けを求めます。
その叫びを聞いた神様はイスラエルを救い出します。
士師記ではこのパターンをずっと繰り返します。
絵本に「大きな木」と言う村上春樹さんが翻訳した物語があります。
一人の男の子と大きな一本の木があって、
男の子は木の下でいつも遊んでいます。
男の子が成長して行く中、彼に悩みがあると、
木は自分の枝を切って、それをお金に替えて問題を解決するように勧めます。
そのように男の子が困るたびに枝を切り取って与えます。
木はそのように身を削っていきます。
ただ、一方的に与えるだけです。
それでも男の子を助けることができて満足します。
長い年月が過ぎて、あの大きな木は最後は切り株だけになっています。
そこに年老いた男の子が戻って来て、腰掛けます。
木と男の子はそれからはずっと一緒にいました。
ずっとあなたを支え、あなたに与え、
ずっと助け続けるお方がいることを忘れないで。
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