今日のバイボー(240)
「こうして、主の箱はガテ人オベデ・エドムの家に三か月とどまった。
主はオベデ・エドムと彼の全家を祝福された。」Ⅱサムエル6章11節。
契約の箱を運ぶ時にウザが倒れかかった箱を押さえようと触れたために
彼は死んでしまいました。
恐れたダビデは契約の箱を運ぶことを中止して、
オベデ・エドムの家に安置しました。
すると、彼の家は繁栄したのです。
一方では死に至り、一方は繁栄する。この違いは何でしょう。
多くの解釈ではウザがレビ人でないのに箱に触れたから、律法違反だと言います。
しかし、ダビデたちも主の箱でダンスしたり、
ユダ族のくせに祭司のエポデを着ています。これも違反です。
また、オベデ・エドムは神様を恐れる従順な人だと教えます。
しかし、この人はガテ人です。
ゴリアテと同じ故郷で異邦人なのです。
絶対に律法を守っていないはずです。
それなのになぜ彼の家は繁栄したのでしょうか。
理由は喜んで契約の箱を迎えたからではないでしょうか。
ダビデは喜んで礼拝していましたが、
ユダヤ人で律法を知る彼はどこかに恐れがあったと思います。
ウザが死んだ時に、その本心が現れて、箱を遠ざけてしまいました。
しかし、異邦人のオベデ・エドムは
「神の箱が我が家に来たぞ、ラッキー」と大喜びしたのです。
彼の子供たちも喜んで、箱によじ登って遊んだかもしれません(笑)。
これは来るべきメシアの予表ではないでしょうか。
このお方を受け入れる者には誰でも、神の子となれる。
律法を守ることで恐れつつ近づくのではなく、
贖い主の御業に心から感謝して喜んで賛美する。
そういう者を神様は繁栄させて下さいます。
関連記事