今日のバイボー(201)
「そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、
シモンというクレネ人が、いなかから出て 来て
通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、
むりやりに彼に背負わせた。」マルコ15:21。
シモンは、過ぎ越の祭りで、たまたま神殿に来ていただけでした。
その関係のないはずの、シモンに十字架を担がせたのです。
自分のものではない、他の誰かの重荷を負える人生は素晴らしいのです。
ある夫婦がいました。
夫が急に体調が悪くなって、病院で精密検査をしたら、
末期の癌で、余命一年と、医者は奥さんに告げました。
二人はクリスチャンでしたので、夫には真実を告げることにしました。
夫がショックを受けるのではないかと、心配しながら、
セリフを考えながら、勇気を絞って、夫に癌を告知しました。
それを聞いた夫は言いました。
「病気のこと、ぼくに告知するの、辛かっただろ?ごめんね。心配かけたね。」
妻は夫のことだけ考えていました。
夫は、自分の病状より、妻の辛さに心配りする人でした。
人の重荷を負えることは、幸いなのです。
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