今日のバイボー(181)
「しかし、サウルと彼の民は、アガグと、それに、
肥えた羊や牛の最も良いもの、子羊とすべての最も良いものを惜しみ、
これらを聖絶するのを好まず、ただ、つまらない、
値打ちのないものだけを聖絶した。」Ⅰサムエル15:9。
サムエルは主の命令により、
サウル王にアマレク人を完全に聖絶するように指示しました。
サウルは戦って、アマレクをやっつけましたが、
王と値打ちのある家畜は生け捕りにしました。
もったいないと思ったのでしょう。
しかし、それはイスラエルに大きな問題を後に起こします。
エステル記の中で、イスラエル人を絶滅しようとしたハマンは
アマレク人の子孫です。
イエス様の時代に統治したヘロデ王もその子孫だと言われています。
いずれもイスラエルを苦しめた人たちです。
サウルが不従順が後の世代を苦しめたわけです。
税絶とは、自分の古い性質を完全に焼き尽すことと言えます。
聖霊の火ですべてを焼かないと、その古い性質がその人を苦しめます。
ヘブル書に「苦い根」と言うのがあります。
クリスチャンになっても、苦い根を残しておくと、
ふたたび芽を出して、その人を罪へと貶める危険があります。
気をつけましょう。
「気をつけて、神の恵みからもれることがないように、
また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、
それによって多くの人が汚されることのないようにしなさい」ヘブル12:15。
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