今日のバイボー(179)

パスター・レイ

2012年06月07日 06:55

「その日、イスラエル人はひどく苦しんだ。サウルが民に誓わせて、
「夕方、私が敵に復讐するまで、食物を食べる者はのろわれる。」と言い、
民はだれも食物を味見もしなかったからである。」Ⅰサムエル14:24。


戦争の最中で、疲労困憊している時に、

サウルはこともあろうに、兵士たちに断食をさせました。

何と無謀な誓いでしょう。

昔、スポ根で流行った、うさぎ跳びや練習中に水を飲まないことは、

体にとても悪いことっが今は常識となっています。

昔は根性を鍛えるとか言って、

無謀なことをさせていたのです。

サウルも身勝手な命令で兵士を追い込んでいました。

何のために、そんな誓いをするのでしょうか。

「私が敵に復讐するまで」自分のメンツ、栄誉のためです。

誇り高いサウルはペリシテ人にずっとバカにされ続けていたことが屈辱でした。

サウルは結局戦死するわけですが、敵に殺されるよりはと、自決しました。

どこまでも自意識の強い人間です。

傷つきやすい人、腹を立てる人ほど、

自分を守るほどの何かを自分が持っていると思っています。

私たちは自分の名誉やプライドのために生きているのではないのです。

イエス様が神の御子の栄光をそばにおいて、しもべのように生きて、

城壁の外で十字架にかかって捨てられた。

私たちはそのお方の弟子なのです。

もともと私たちという人間は守るほどのものを持っていない罪人なのですから。

プライドなんて、ゴミ箱にポイっです。

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