今日のバイボー(169)
「そして、イエスに言った。『何の権威によっ て、
これらのことをしておられるのですか。 だれが、あなたに
これらのことをする権威を授けたのですか。』」マルコ11:28。
イエス様に神殿の商売人を追い出されたことによって、
烈火の如く怒った指導者たちは、
「何の権威によってこんなことをやるのか?」と質問しました。
彼らは神殿を自分たちが所有者で自分たちの権威で治めていると思っていました。
「俺たちの縄張りを好き勝手に荒らすんじゃない」と恫喝しているわけです。
しかし、よく考えてみますと、
神殿はイエス様のためにあって、所有者もイエス様にあります。
ご自身の宮をきよめたにすぎません。
私たちは自分の人生を自分のものだと勘違いしていることがあります。
「自分の人生、自分の好きなように生きて何が悪い」と開き直ります。
しかし、私たちはかつては罪の奴隷で、
悪魔の支配下にあって、滅びを招く存在でした。
私たちの所有者は悪魔にあったのです。
しかし、今はイエス様によって買い取られて、義の奴隷になりました。
つまり、所有者は神様です。
私たちは自分の人生を自分の好き勝手にできなくなりました。
神様は私たちの欲にまみれた心をきよめます。
そのためには、厳しい取り扱いもあるでしょう。
ご自身が買い取った宮を聖とするために、愛ゆえそうされるのです。
私たちはそれを理解できないで、パリサイ人たちのように、
「何の権威によって、私にこんなことをする?」と不満を言います。
主はご自身の栄光のために、
私たちがきよい生きた供え物となるために、そうするのです。
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