今日のバイボー(109)

パスター・レイ

2012年02月09日 08:14

「ハマンはその日、喜び、上きげんで出て行った。
ところが、ハマンは、王の門のところにいるモルデカイが立ち上がろうともせず、
自分を少しも恐れていないのを見て、
モルデカイに対する憤りに満たされた。」エステル5:9


この箇所でハマンという男とモルデカイの人格が浮き彫りにされています。

ハマンは王に気に入られて出世したばかりで、

王妃エステルが催す宴会に王と一緒に招かれて、夢心地の有頂天になっています。

しかし、その帰り道、モルデカイが自分にひれ伏さないので、

今度は怒りに満たされます。

自分が高められると有頂天、引き下げられると怒りに満ちる。

人の言動や環境によって感情がエレベーターのように上下します。

一方のモルデカイは先ほどユダヤ人虐殺を法律で定められたばかりの状態です。

その運命を握っているはずのハマンを一向に恐れません。

心が神に向けられているので、人にへつらったりしないのです。

自分の人生が人や環境に動かされる人と

神によってしっかり土台が据えられて心が安定している人の違いです。

見えるもので感情のスイッチが入る人は、心の置き所が間違っています。

神に土台を据えましょう。

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