今日のバイボー(108)

パスター・レイ

2012年02月07日 07:59

「そこでエステルは、王の宦官のひとりで、
王が彼女に仕えさせるために任命していたハタクを呼び寄せ、
モルデカイのところへ行って、これはどういうわけか、
また何のためかと聞いて来るように命じた。」エステル記4:5。


ハマンによるユダヤ人絶滅計画が決まってから、

ユダヤ人の間で絶望的な悲しみが広がりました。

この民族の悲劇をただ一人知らない同胞がいました。エステルです。

彼女は王宮にいたため、町中に流れる情報が遮断されていました。

神様はこのユダヤ人の危機から救い出すために、

エステルを用いようと計画しています。

しかし、そのためには問題の中にともに入っていかなければならないのです。

対岸の火事では用いることはできません。

ベトナム戦争で米兵と現地の女性との間に産まれたハーフの子供たちが

社会問題になっていました。

その多くは私生児のようにまともに育てられないで

ストリートチルドレンになっていたのです。

その子供たちを引き受けて育てたのが、

アメリカ本国に住む若いクリスチャンの夫婦たちです。

彼らはベトナムの問題を自分たちの問題と考え、

痛みを引き受けようとしました。

その彼らによって、多くの子供たちが暖かい家庭で

健全に成長することができました。

私たちが神様に用いられていないとするなら、

それは神様が用いて下さらないのではなく、

私たちが神の働きに関わろうとしないことが原因かもしれません。

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