今日のバイボー(7)
「しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、
『死は勝利にのまれた。』としるされている、みことばが実現します。
『死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。
死よ。おまえのとげはどこにあるのか。』」Ⅰコリント15:54,55.
マズローという人は人間の5段階欲求説を唱えました。
そのピラミッドの頂点にあるのは、生きがいとか自己実現の欲求です。
逆にピラミッドの一番下にある土台となる欲求は
衣食住の生存欲求(生理的欲求)です。
戦中戦後の日本人は現代の私たちのように、
自己実現とか生きがいとか言っていられませんでした。
なぜなら「食べる」ために必死だったからです。
人間が安心していられる土台となるのは、生存要求が満たされた時です。
つまり、「食っていける」状態にある時です。
なんでリストラが怖いのでしょう?
食っていけなくなるからです。
なぜ食っていけないのが怖いのでしょう?
生存が脅かされて、死を意識してしまうからです。
人間には死の恐怖がつきまとうのです。
どんなに高い志をもって、人生を生きても死の恐怖がなくなる人はいません。
人間の悩みの根底にはいつも「死」があるのです。
そして、その先には神から離れたゆえ、永遠の滅びに至ることへの恐怖があるのです。
人間の魂はそれを感じて恐れています。
しかし、感謝なことにイエス様はその死に勝利して下さいました。
私たちにはイエス様とともに復活に与る希望があるのです。
いずれ朽ちることのない体をもって永遠の生を送ります。
ここにすべての悩みの解決の鍵があります。アーメン。
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