今日のバイボー(7)

パスター・レイ

2011年07月28日 08:06





「しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、
『死は勝利にのまれた。』としるされている、みことばが実現します。
『死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。
死よ。おまえのとげはどこにあるのか。』」Ⅰコリント15:54,55.



マズローという人は人間の5段階欲求説を唱えました。

そのピラミッドの頂点にあるのは、生きがいとか自己実現の欲求です。

逆にピラミッドの一番下にある土台となる欲求は

衣食住の生存欲求(生理的欲求)です。

戦中戦後の日本人は現代の私たちのように、

自己実現とか生きがいとか言っていられませんでした。

なぜなら「食べる」ために必死だったからです。

人間が安心していられる土台となるのは、生存要求が満たされた時です。

つまり、「食っていける」状態にある時です。

なんでリストラが怖いのでしょう?

食っていけなくなるからです。

なぜ食っていけないのが怖いのでしょう?

生存が脅かされて、死を意識してしまうからです。

人間には死の恐怖がつきまとうのです。

どんなに高い志をもって、人生を生きても死の恐怖がなくなる人はいません。

人間の悩みの根底にはいつも「死」があるのです。

そして、その先には神から離れたゆえ、永遠の滅びに至ることへの恐怖があるのです。

人間の魂はそれを感じて恐れています。

しかし、感謝なことにイエス様はその死に勝利して下さいました。

私たちにはイエス様とともに復活に与る希望があるのです。

いずれ朽ちることのない体をもって永遠の生を送ります。

ここにすべての悩みの解決の鍵があります。アーメン。


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