キリストに根ざす

パスター・レイ

2010年04月23日 08:16

「あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、
彼にあって歩みなさい。キリストの中に根ざし、また建てられ、
また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」
コロサイ2:6-7.


自分が主に会ったのは、20代の前半であった。

その時は、自分がもっとも弱く、惨めで低くされていた。

もうこれ以上は生きていくことはできない。

そんな感覚があって、必死に何かにしがみつきたい、そんな状況であった。

そんな時、主の愛によって、立ち上がらせてもらった。

自分が生き延びたのは、ただ、恵みであって、主によるものであった。

初めの愛は、ただ、弱い者に一方的に働かれる神の恵みから始まった。

それなのに、いつからか、奉仕、献身、熱心と

自分の行為によって、自分を建てようとし、

神に認められようとしている自分がいる。

当然、そのような生き方をしていると、周りの者にもそれを要求し、

言葉で言わないまでも、無言の圧力をかける。

伝道し、集会に集い、よくささげなさい、とにかく主に忠実であれと。

しかし、パウロはキリストに根を下ろせと教えている。

初めの愛に生きること。

自分には何もなかった。そんな自分にただ、赦しを与え、励まし、

愛を注ぎ続けたキリストの愛に基礎を置くようにと。

恵みの上にさらに恵みを注がれ、愛をあふれるほど受けて、

そんな中で、勇気付けられた自分が、何か主のためにやってみたい。

そのような自発的なものでなければ、すべては意味がない。

強いられる世界。正論だからと、頭だけで動くのは本物ではない。

キリストの愛に固いハートが暖められて、ほぐされて、

豊かにされて、いのちにあふれてくる時、

誰に命じられなくても、自分をささげたくなる。

人に仕えたくなる。

だから、キリストの愛に根ざすこと。初めの愛に生きること。

それが大切だ。

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