震災報告会
昨日、福島から佐藤彰牧師が話をしてくださった。
佐藤先生の教会は、福島原発の近くに教会を4つ持っている。
持っていたと言った方がいいだろうか。
今はどの会堂も使用できず、近づくこともできない。
信徒の多くはバラバラになり、連絡もままならないそうだ。
今は60名ばかりの人たちとバスで移動しながら、宿を転々としていると言う。
先生が立っているだけで、何ともいえない気持ちになりました。
「幸せのハードルがずっと低くなりました。今は何を食べても感謝、
眠る場所があれば感謝、着るもの何でもありがたいと思える。」
「今は何も所有していないので、人の善意で生きることができている。
恵みというのがよくわかりました。」
「今、みんな深い喪失感があって、ちょっとしたことで涙が出てしまう。
しかし、神様を深く感じることができるようになった。
私は、この震災のために牧師になったのだと思うようになりました。」
今年の初めに製作したという教会創立60周年の記念のビデオを見せてもらった。
昨年、教会でキャンプやって、ピクニックやって、イースター、クリスマス会、
そして、来年も同じように教会のみんなといろんなこと計画して
一緒に歩めると思っていた。集まって礼拝することも当たり前に
来週も再来週も会堂で集まって礼拝するはずだった。
それが、震災ですべて失ってしまった。
こんなことが人生に起こるとは夢にも思わなかったと。
そうですよね。
しかし、その中でも洗礼を受ける人が毎月何人も出ていると言うことで、
喜んでいました。
福島第一バプテスト教会のホームページ
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