舵とりができない日本
昨年、宮崎で起こった口蹄疫問題で、多くの畜産農家の人が、
手塩にかけた牛や豚を出荷できないで、目の前で殺したわけです。
それが原因で、うつになる人が多いと聴きました。
今回の震災でも、出荷できない乳牛をしぼる農家の人を見て、
とても心配になりました。
今、日本丸は舵とりができない、アンコントロール状態だと言えます。
ボクたちは、戦前戦後というふうに、時代を2つの分けているところがあった。
これからは、震災前震災後と日本を分けて言うようになる。
それだけ、揺さぶられています。
これだけ危機に直面しながら、沖縄では普通に生活できている。
それも複雑な気持ちである。
黙示録の情景がすでに始まっているような、そんな感もします。
中国では土地が国有なので、農家でさえ、自分の土地を所有できない。
だから、中国人の金持ちは日本の土地を買うのがブームだと言っていた。
しかし、もう汚染される土地を買う人はいなくなるでしょうね。
それでもなるようにしかならない。
どんなことも受け止めて生きていく覚悟が必要です。
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