『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』
連夜で映画見てます。
ビューティフル・マインド同様、数学者の物語。
天才数学者の父を持つキャサリンは本人もシカゴ大学の生徒であったが、
父が精神を病んでしまい、退学して父を面倒みなければならない。
姉はニューヨークで人生を謳歌しているが、
キャサリンは父と二人きりの生活。
兄弟でも性格がまったく違うんだよね。
姉のように自分の好きなように生きれる人。
妹キャサリンは責任感が強いというか、親を見捨てられず、自分を犠牲にする人。
自分の気持ちを犠牲にする人は、あまり幸福感がない気がする。
職場で平気で年休を使う人を腹立たしいと思う人は、
本当はその人をうらやましいと思っているんだよね。
話は戻すが、キャサリンは父親に似て、数学の天才肌。
しかも、精神の不安定さも受け継いでいる。
そのような介護生活で、キャサリンは数式の大発見をして、
その才能を彼氏に伝えるが、父の数式を偽って自分のものにしていると
信じてもらえず、傷つく。
そのへんの不安定なキャサリンを見ていると、かわいそうになるが、
最後はそれを乗り越えようと、自分のための人生を再スタートする。
ボクは理系ではないけど、最近、なぜか理系の人にあこがれる。
池谷氏や茂木氏の脳に関する本が読んでて楽しい。
なによりも
理系の学者って、自分の研究に没頭している人が多いよね。
名声とか、お金とかに執着がなく、研究一筋みたいな人をイメージしちゃう。
ノーベル化学賞の田中さんも、研究にしか興味ないみたいで、
ノーベル賞でいそがしくなったり、昇進したりで、
研究の時間が減ったので困ったような顔していた。
アインシュタインも頭ボーボーで、全然、人にどう見られているか
気にしない人なんだな、きっと。
そういう何かに夢中になれる人ってうらやましい。
ボクは牧師になってきて、キャサリンのように人の世話ばかりしてきた感じだな。
それが、自発的な自己犠牲なら美しいのかもしれないけど、
何か義務感みたいな、
自分を殺して、人に合わせて、振り回され、
なかなか、自分を出せなかった。我慢が多かった。
たしかにバイブル教えたり、話するのは好きだけど、
それ以上に、人の問題にかかわることの方が大部分で、
しかし、自分が選んでそこに入り込んだので、誰のせいでもないんだけど。
だから、好きなことに集中して、夢中になっている人はいいなって。
もう、若くないんだから、残りの人生は好きなことをさせてもらおうと。
いろんなことにチャレンジして、楽しもうと思いました。