映画 レスラー

パスター・レイ

2009年08月18日 21:32



レスラー』ミッキーローク主演

20年前は全米テレビ中継されて大人気だったレスラーが、

中年となって、落ちぶれて地方巡業をするところから映画は始まる。

長年、体を酷使したため、体もガタがきていて、

一度は引退するが、娘や恋人ともうまくいがず、

孤独に追いやられ、自らの居場所はリングしかないと、

ふたたび、レスラーへ戻っていく。

そんな感じの内容なんですが、

ミッキーロークが迫真の演技でじつに見ごたえのある映画です。



映画の中で、バーで80年代のヘヴィメタを聴いて、

ノリノリになって踊るミッキーが

「80年代の音楽が最高だ。90年代は最悪だ」

というセリフがある。

これは、ミッキー自身の人生を言っているみたいだった。

ミッキーロークも80年代はナインハーフとか、エンゼルハートで

セクシー俳優として、輝いていた。

20歳頃付き合っていた彼女がミッキーの大ファンだったなあ。

しかし、90年代に入って、離婚、プライベートでのトラブルなど重なり、

映画にもほとんど出なくなった。

じっさい、映画を見始めたら、かつてのミッキーではない、

だいぶ劣化していたし、体も相当でかくなっていた。


ふたたび、この映画でミッキーロークは復活したようだ。



この映画はミッキーロークの人生と重なって、

とても深みのある演技で、お勧めですね。

ただし、かなり映像はバイオレンスなシーンがあって、

心臓弱い人は気をつけた方がいいですよ。


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