映画 レスラー
『
レスラー』ミッキーローク主演
20年前は全米テレビ中継されて大人気だったレスラーが、
中年となって、落ちぶれて地方巡業をするところから映画は始まる。
長年、体を酷使したため、体もガタがきていて、
一度は引退するが、娘や恋人ともうまくいがず、
孤独に追いやられ、自らの居場所はリングしかないと、
ふたたび、レスラーへ戻っていく。
そんな感じの内容なんですが、
ミッキーロークが迫真の演技でじつに見ごたえのある映画です。
映画の中で、バーで80年代のヘヴィメタを聴いて、
ノリノリになって踊るミッキーが
「80年代の音楽が最高だ。90年代は最悪だ」
というセリフがある。
これは、ミッキー自身の人生を言っているみたいだった。
ミッキーロークも80年代はナインハーフとか、エンゼルハートで
セクシー俳優として、輝いていた。
20歳頃付き合っていた彼女がミッキーの大ファンだったなあ。
しかし、90年代に入って、離婚、プライベートでのトラブルなど重なり、
映画にもほとんど出なくなった。
じっさい、映画を見始めたら、かつてのミッキーではない、
だいぶ劣化していたし、体も相当でかくなっていた。
ふたたび、この映画でミッキーロークは復活したようだ。
この映画はミッキーロークの人生と重なって、
とても深みのある演技で、お勧めですね。
ただし、かなり映像はバイオレンスなシーンがあって、
心臓弱い人は気をつけた方がいいですよ。
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