映画の感想その8
この映画は第二次大戦中の、
ポーランドの「ゲットー(ユダヤ人居住区)」が舞台です。
彼らはナチスの監視下の中で、重労働にありながら、
いつ、ガス室に送り込まれるか?
そのような恐怖の中で生きています。
その過酷な状況に耐えられず、
毎日のように、ゲットーでは自殺者が出ます。
ジェイコブは、彼らに希望与えるために、
「もうすぐ、連合軍が攻めてきて、俺たちを解放する」
そう言って、ウソついて、人々に希望を与えます。
ここで、ウソについて考えてみると、
バイブルには「偽証してはならない」
とあるように、ウソをついてはいけない。
教会に行き始めの頃、
スーパーで買い物して、5千円渡したら、
レジの女性が1万預かったと勘違いして、
8千円いくら返そうとするわけ。
一瞬、「ラッキー」と思ったけど、
すぐ、天使が耳元でささやいたのか「正直に」
と言われたように聴こえ、「渡したのは5千円ですよ」
正直に言いました。
クリスチャンになって、だいぶ正直になったよ。
でも、ウソがすべて悪いのか?
となると、簡単にもいかないと思います。
昔から、癌患者に告知するべきか?
という議論があります。
当然、正直に話したほうが、良いと考えるけど、
でも、癌を告知すると、多くの場合、死期が早まってしまうそうだ。
それを考えると、真実と向かい会うことが良いのかわからない。
ボクの結論から言うと、
正直が良いのか?ウソも方便なのか?
そういう基準ではなくて、
その人が生かされる道を選択する。
これが大切だと思います。
絶望したユダヤ人に希望を与えるために、
ジェイコブのついたウソは実は真実なんだと思う。
愛だけが、真実だと思うんであります。はい。
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