慰めの人

パスター・レイ

2007年01月17日 23:00










さっき、ニュースで、ある芸能人の10歳になる女の子が、交通事故で亡くなったと。



うちにも、10歳になる娘がいる。



人事とは思えない。本当に気の毒で、かわいそうだ。




昨年のテレビで、その人は、恋人みたいに、娘と町を歩きたいとテレビで言っていた。




でも、その願いもかなえられない。




これから、いろんな夢をもって、それに向かって、準備を始める、そういう時期だろうか、10歳って。




本当に、人生には何が起こるかわからない。






知り合いの男性が言っていた。




自分の子供を失った人には、周囲の人のどんな慰めも通じない。



でも、彼の一言で、慰めを受けると。。。



それは、「私も、以前、息子を病気で亡くしました。」



それだけでいいんだって。



実は、彼も1歳の息子を肺炎で亡くした。



何年も、その悲しみに耐えて、ようやく、立ち直った。




そして、今、彼は多くの同じ境遇にある人を慰めて支えている。




拉致事件の被害者の心の拠り所は、同じ、被害者の会の仲間でしょう。




アル中から立ち直る施設で働く人の多くは、元アル中だし、DV(虐待)の互助団体で働く人も、過去





に、自分がそのような被害から立ち直った人。



同じ目に遭わないと、その痛みを理解することは難しい。





きっと、今日、娘を失った彼も、いつか、そのような慰めの人になっていくんだと信じたい。




でも、今はただ悲しいだけ。その日が来るまで、時間が必要だ。




今日、彼のために、祈った。










関連記事