カメレオン男

パスター・レイ

2006年10月21日 20:38



かりゆしビーチ前の58号線。
両側から、まったく車が走らないので、
道路のど真ん中に立ち、
撮影しました。



ボクの職業はボクシーという

めずらしい仕事です。

この仕事、けっこう、気を使うんですよ。



バイブルにアブラハムという男が出てくる。

この人は、ユダヤ人のご先祖として、敬われているが、バイブルを読むと、

とんだ醜態をさらす、間抜けな部分も多々あります。

パレスチナの地がききんに襲われて、彼ら一族は、エジプトに下る。

その時、彼には、サラという美しい奥さんがいたんだ。

それで、その奥さんを見た、エジプト人が一目ぼれして、自分は殺されてしまうのではないかと、

恐れました。それで、「サラ。あのなあ。悪いけど、お前、俺の妻と言わず、妹だと言ってくれ。」

そうお願いしました。実際、アブラハムとサラは腹違いの兄妹でもありました。

夫婦でありながら、兄妹でもある。その時代は、このようなことが普通にあったようです。


このしたたかなアブラハム。

自分の都合によって、サラを妻だと言ったり、妹と言ったりと、カメレオン男ぶりを発揮します。

そのことで、あとで、えらい目にあうんだけど。(続きはバイブルをぜひ読んでみて)


で、ボクの職業はボクシー。

しかし、それだけでは食って生けず、いろいろ仕事も掛け持ちでやりました。

介護士、バスの運転手、事務員など。。。。。


で、普段はボクシーを名乗っているけど、たまに。。。 ごくたまに。。。。。

名乗らない時がある。

世間ではボクシーは聖職と呼ばれていて、

ボクシーはうそをつかない。

ボクシーはいつもニコニコしている。

ボクシーはいつでも、人を赦す。

ボクシーはとても親切だ。

ボクシーはいつでも、人のために生きている。


こんな感じのイメージ。あるみたい。

だから、職業を名乗れない時がある。


交通違反で捕まった時など。。。。

警察 「あなたね。ここ、進入禁止って、わかってるでしょう?」

ボク 「いやー。知りませんでした。まいった。」

警察 切符を切りながら、「ところで、職業は?」

ボク 「ボクシー。いやいやっ。あのー、バスの運転手です。」


あと、同じアパートの住人の3階の人に、夫婦喧嘩しているのを見られてしまった。

それから、ある時、職業を聞かれ、「介護士です。」



確かに、ウソではない。でも、本当とも言えない。

ボクもアブラハム同様、カメレオン男です。



裏表のない人間になりたいものだ。


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