愛の誓約

パスター・レイ

2006年12月12日 22:25




イスラエルで偶然、見かけた結婚式。

この車から、花嫁さんが出てきた。






この人、花嫁さんです。



今日も、結婚式を糸満で1件ありました。


式の中でも、特に厳粛なのが、誓約の部分でしょうな。


式分も、現代風の言葉から、文語体まで、あります。


「汝、健やかなる時も、病める時も、富める時も、貧しき時も。。。死が二人を分かつその時まで。。


愛することを誓いますか?」


もちろん、元気よく、「はい、誓います


しかし、この式文をよく読んだら、ものすごい重たいよ。


もともと、この愛がどんな愛なのか、それは、キリスト教の結婚式なので、


バイブルにある愛が、土台にあるわけだけど。。。。




その愛とは、


結婚がうまくいこうが、いくまいが、、、



相手が、予想通りの愛しい人であろうが、


逆に、自分の想定外の人間であったとしても、


変わらず(態度を変えず)



愛する、と言うことです。


この誓い


ボクも、14年前に、誓っちゃたよ。


つくづく、この誓いの重さにおののいております。







人間、出会ったばかりの恋人、新婚の夫婦、または、出産後、しばらくの期間には、



人間の脳内ホルモンが最高に分泌される。



アドレナリン、エンドルフィンが猛烈に、出ているわけ。


24時間、ユンケルとか、リゲインを飲んでいる状態かな?


つまり、ハイな状態。トランス状態。。。まではいかないけど、


とにかく、何をやっても楽しい感じ。。。。


ボクもね、ワイフと付き合った頃は、デートして、朝方まで遊んで、ほとんど寝ないで、


仕事に行きました。でも、全然、へっちゃらでした。


新婚の時も、家に帰るのも楽しみだし、ワイフが料理をする、その横で、テレビ見ているのも楽しい。


だからこそ、ハネムーン(ハチミツが語源らしい)って言うんだよ。あま~い




でも、でも。。。  


その、あま~い 季節が終わる。


潮が引いたように、高揚感がなくなる。


アドレナリン、エンドルフィン。。。供給停止状態。。。




10年前ぐらいに、「人間の愛は3年で終わる」、という内容の本が出ていたのを覚えているけど、


たぶん、言いたいのは、ときめきとか、高揚感とか、脳内ホルモンとかが、


なくなること言うんだと思う。


でも、バイブルが言っている愛は、まったく逆なの。


ときめきとか、高揚感とか、脳内ホルモンとかはそれは感じる(Feel)ことでしょ。


Feel,,,これは、恋とか恋愛とかで表現する方がいい。


愛は感情じゃなくて、意思なんです。



彼(彼女)は私がパートナーとして選んで、一生ともに歩むと決めた。


だから、愛する。  


その誓約を生涯守る。。。という意思。


(西洋が契約の文化なのも、このへんから来ていると思う)


これが、バイブルの言うところの愛なんです。



芸能人が「性格の不一致」を理由に別れます。


でも、性格が不一致なのは当然じゃん。。。 だからおもしろいし。。。。


その時は。。。「ボクは愛の誓約を貫けませんでした。」と言った方がいいね。(誓ったかわからんけど)





やさしそうな男と思って、結婚したのに、単に優柔不断で頼りない奴だった。


自分の意思をしっかりもっている女性だと思って、結婚したのに、我の強い女でした。


ハネムーンが終わると、「あまたもえくぼ」が豹変して、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になります。


そのハネムーンが終わった時、その人の


問われるのよ。


以前、冒頭の式文を呼んで、「誓いますか?」って新婦に質問したら、


「努力します」とのたまった。


すごい空気になったけど、でも、その人の方が、この誓約の意味を理解しているように見えたのは


ボクだけだろうか。


じゃあ、なんで、不可能とも言える愛を、バイブルは求めるんだろう?


キーボード打つ手が、疲れたから、明日にでも続きを。。。


すんまそん。












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